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元気なのに下痢が続く原因は?症状・種類や病気について解説

元気なのに下痢が続く原因は?症状・種類や病気について解説

「元気なのに下痢が続くのはなぜ?」

「下痢が続くときに考えられる病気は?」

上記のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

元気なのに下痢が続く原因は、ストレスや食生活の乱れ、腸の過敏反応などが関係しています。

一見健康そうでも、過敏性腸症候群のように腸が繊細に反応する病気が隠れていることもあります。

また、感染性胃腸炎や潰瘍性大腸炎など、消化器の病気が原因である場合も少なくありません。

今回は「下痢が続く原因」や「下痢が関わる消化器の病気」「検査・治療方法」などについて詳しく解説します。

下痢が続いて不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

元気なのに下痢が続く原因は?

元気なのに下痢が続く原因は、生活習慣やストレス、腸の働きの乱れが関係していることが多いです。

一見健康そうでも、腸が繊細に反応する「過敏性腸症候群(IBS)」などが隠れている場合もあります。

腸がストレスや冷え、暴飲暴食、刺激物の摂りすぎなどに敏感で、蠕動運動(ぜんどううんどう)が激しくなりやすいからです。

腸の動きが早くなると、水分が吸収される前に便が排出され、下痢が続いてしまいます。

例えば、冷たい飲み物を多くとったり、仕事や人間関係でストレスを感じたりすると、腸の自律神経が乱れて下痢がちになります。

乳製品が合わない「乳糖不耐症」や、人工甘味料入りの食品をよく食べる人も、同じような症状を起こすことがあります。

つまり、「元気なのに下痢が続く」ときは軽く見ずに、食事内容やストレス状態、腸の冷えを見直すことが大切です。

下痢の4つの原因

下痢の4つの原因が分かる画像

下痢の原因は以下の通りです。

下痢の4つの原因
  • 食べ物や飲み物
  • ウイルスや細菌
  • 胃腸の病気
  • 薬の副作用

下痢は日常生活の中で誰もが経験する症状ですが、その背景にはさまざまな要因が潜んでいます。

食生活の乱れから感染症、持病、服用中の薬まで、原因は多岐にわたります。

それでは上記の原因について解説していきます。

食べ物や飲み物

食べ過ぎや飲み過ぎ、刺激の強い飲食物は下痢の主な原因です。

暴飲暴食をすると、消化が追いつかず食べ物が腸に残り、水分吸収がうまくいかなくなります。

その結果、水分の多い便が排出されて下痢になります。

また、アルコールやカフェインなどの刺激物は腸のぜん動運動を活発化させてしまい、症状を悪化させます。

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原因となる習慣・飲食物具体例症状が起こる理由
食べ過ぎ・早食い揚げ物

ラーメン

大盛り定食
消化不良で腸が過活動になる
飲み過ぎビール

ワイン

炭酸飲料
腸の粘膜が刺激され吸収が低下
冷たいものアイス

冷水

冷麺
腸の血流が減り、働きが鈍る
刺激物カレー

唐辛子

コーヒー
腸を刺激してぜん動運動が過剰に起こる
人工甘味料・マグネシウムダイエット飲料

サプリメント
浸透圧の変化で水分が腸に残る

胃腸が疲れると下痢になりやすくなります。食事量と内容を見直し、刺激や冷たいものを控えるだけでも症状は軽減します。

ウイルスや細菌

下痢が続くときには感染性胃腸炎が原因である可能性が高いです。

その理由は、ウイルスや細菌が胃や腸に入り込み、炎症を起こしてしまうからです。

腸の粘膜が刺激されると、水分吸収がうまくいかず、さらさらした便になってしまいます。​

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分類主な原因菌・ウイルス特徴
ウイルスノロウイルス

ロタウイルス

アデノウイルス

サポウイルス
冬に多く、吐き気や発熱を伴う下痢が起こりやすい
細菌サルモネラ
カンピロバクター

腸管出血性大腸菌

黄色ブドウ球菌

腸炎ビブリオ
夏場に多く、発熱や腹痛、血便がみられることもある

例えば、ノロウイルスは非常に感染力が強く、ほんの少量でも感染が広がります。

家庭や学校、職場などでの集団感染が起きやすいため注意が必要です。

カンピロバクターは鶏肉の加熱不足が主な原因で、こちらも腹痛や発熱を伴います。

このように、ウイルスや細菌は身近なところから簡単に侵入するため、手洗いや食品の加熱、調理器具の衛生管理が重要です。

胃腸の病気

下痢が続くとき、その背後には胃腸の病気が隠れていることがあります。

胃腸は食べ物の消化吸収を担うため、体調や生活習慣の影響を受けやすいからです。

細菌やウイルス感染による「感染性胃腸炎」、ストレスにより腸が過敏になる「過敏性腸症候群(IBS)」、脂肪をうまく消化できない「慢性膵炎」などは、いずれも下痢を引き起こします。​

具体例として、過敏性腸症候群はストレスや不規則な生活が引き金になることが多く、日本人の約7人に1人が抱えるといわれています。

また、脂っこい食事の後に下痢をする人は、膵臓や小腸の消化機能が低下している可能性があります。​

このように、下痢の原因は単なる食事内容の問題だけでなく、胃腸の病気やストレスなど複数の要因が絡んでいます。

薬の副作用

服用中の薬が腸に影響を与えて下痢を引き起こしている可能性もあります。

薬が腸内環境や粘膜に作用して炎症やバランスの乱れを生じさせることが挙げられます。

たとえば抗生物質は、感染を起こす悪い菌だけでなく腸の中にいる善玉菌まで殺してしまい、結果として腸内フローラが乱れ、下痢の原因になります。

また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は腸の粘膜を傷つけ、薬剤性大腸炎を引き起こすことがあります。​

つまり、薬の副作用による下痢は「薬の種類と腸の反応」によって生じることが多いため、自己判断で薬を止めず、医師や薬剤師に相談することが大切です。

下痢の症状

下痢の症状は、単なる「水っぽい便」ではなく、体の異常を知らせるサインです。

下痢は腸内の水分が過剰になり、便の形を保てなくなる状態で起こります。

体調や疾患によって、伴う症状が大きく変わるため、注意が必要です。

主な症状と考えられる原因

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症状考えられる原因
発熱・寒気感染性胃腸炎、潰瘍性大腸炎など
血便・下血クローン病、大腸がん、細菌感染
頻尿・発汗甲状腺機能亢進症
体重減少大腸がん、糖尿病など
背中の痛み慢性膵炎
おならが多い過敏性腸症候群、腸炎など
めまい・ふらつき自律神経の乱れ、脱水症状など

感染性胃腸炎では発熱と嘔吐を伴うことが多く、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)では血便や腹痛を繰り返します。

また、ストレスが関係する過敏性腸症候群では、下痢と便秘をくり返す人もいます。

下痢は一時的な不調のサインにとどまらず、体の深刻なSOSのこともあります。

症状が長引いたり、血が混ざる場合は早めに消化器内科を受診することが大切です。

下痢の種類

下痢は大きく「急性下痢」と「慢性下痢」に分けられます。

急性下痢は2週間以内に治ることが多く、食あたりやストレス、感染症などが原因です。

慢性下痢は1か月以上続き、腸の病気や薬、アレルギーなどが関係しています。

さらに詳しく見ると、腸の働き方や水分調整の変化により、下痢は4つのタイプに分けられます。

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下痢の種類主な原因症状
運動亢進性下痢ストレス

冷え

不規則な生活
腸の動きが早く、吸収が不十分で水っぽい便になる
分泌性下痢食中毒

感染症

下剤の副作用
毒素や薬によって腸から水分が出すぎる
浸透圧性下痢乳糖不耐症

人工甘味料摂取
腸内の水分バランスが崩れ、便が柔らかくなる
滲出性下痢潰瘍性大腸炎

クローン病

出血性大腸菌感染
炎症や潰瘍で血液・粘液が混じる便になる

自分の下痢の特徴をチェックし、長引く場合は早めに受診しましょう。

下痢が関わる消化器の病気とは

下痢が関わる消化器の病気は、以下です。

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病名主な症状
感染性胃腸炎下痢

嘔吐

腹痛

発熱
過敏性腸症候群(IBS)下痢

腹痛の繰り返し
潰瘍性大腸炎血便を伴う下痢

腹痛
クローン病慢性的な下痢

腹痛
虚血性腸炎急な腹痛

下痢

血便
大腸がん便通異常

血便

体重減少
慢性膵炎脂肪便

下痢

体重減少

それぞれの特徴を解説していきます。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌が胃や腸に感染し、炎症を起こすことで発症します。

その結果、下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れます。

とくに冬場はノロウイルスが流行しやすく、家庭や施設での集団感染も起こりやすいです。

また、カンピロバクターやサルモネラ菌による感染では、発熱や血便を伴うこともあります。

軽症なら水分補給で回復しますが、脱水の危険がある場合は早めに医療機関を受診する必要があります。​

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)は、下痢や腹痛が繰り返し起こる消化器の病気です。

命に関わるものではありませんが、通勤途中や外出先で急にお腹が痛くなるなど、日常生活に支障をきたすことがあります。

緊張状態が続くと腸の運動が激しくなり、下痢を引き起こします。

逆にリラックスできない状態が続くと、腸の動きが鈍くなり便秘を招きます。

つまり、過敏性腸症候群は心と体のバランスが崩れることで起こる病気です。

原因を理解し、焦らずに生活改善と医師のサポートを受けながらゆっくり整えていくことが大切です。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は、血便を伴う下痢や腹痛が慢性的に続く病気です。

原因はまだ解明されていませんが、免疫の異常や腸内環境の乱れ、ストレスなどが関係していると考えられています。

免疫が自分の腸の粘膜を攻撃することで炎症や潰瘍が起き、下痢や血便につながります。

炎症が強いと発熱や倦怠感、貧血を伴う場合もあります。​

治療は炎症を抑える薬(5-ASA製剤やステロイド薬)が中心で、症状が重い場合は免疫抑制薬や生物学的製剤を使います。

再発を防ぐには、規則正しい生活と医師の指示に沿った治療の継続が重要です。​

クローン病

クローン病は、慢性的な下痢や腹痛が続く消化器の病気です。

口から肛門までの消化管に炎症や潰瘍が起こることが原因です。

はっきりとした原因は解明されていませんが、免疫の異常や腸内細菌のバランス、食生活の変化が関係していると考えられています。

また、喫煙は発症や悪化のリスクを高める要因です。​

治療は、炎症を抑える薬の服用や栄養療法が中心です。

腸を休ませるために、脂肪を控えた栄養剤を使うこともあります。

重症の場合は免疫抑制薬や生物学的製剤が用いられます。​

虚血性腸炎

虚血性腸炎は、急な腹痛と下痢や血便を伴う腸の病気です。

腸に流れる血液が一時的に減って炎症が起こるため、特に中高年の女性に多くみられます。​

強い便秘や動脈硬化、ストレス、食後の腸の働きなどが原因になります。

血流が戻ると多くの場合は自然に回復しますが、炎症が強いと治療が必要です。​

軽症なら腸を休ませる絶食と点滴で数日から1週間ほどで改善します。

重症の場合は入院や場合によって手術が行われることもあります。

大腸がん

便通異常や下痢が長引く場合は、大腸がんの初期症状の可能性を疑い、早めに受診することが大切です。

大腸がんは腸の内側に腫瘍ができ、便の通りが悪くなるためです。

その結果、便秘と下痢を繰り返す、下痢便しか出ないなどの排便異常が起こります。

進行したがんでは腹痛やお腹の張り、血便、体重の減少などが現れることがあります。

また、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患を持つ人は、慢性の炎症が原因で大腸がんを発症しやすい傾向があります。

慢性膵炎

慢性膵炎とは、膵臓の働きが長期間にわたり低下してしまう病気です。

下痢が続く人の中には、この病気が隠れている場合があります。

なぜなら、膵臓が食べ物を消化するための酵素を分泌できなくなると、栄養をきちんと吸収できず、消化不良が起こるからです。

その結果、脂肪を含む便が水に浮く「脂肪便」や頻繁な下痢、体重減少などがあらわれます。​

たとえば、長年おなかの痛みや下痢を繰り返して市販薬で済ませていた人が、実は慢性膵炎であったという例も少なくありません。

症状が進むと痛みは弱まるものの、膵臓の機能はさらに失われ、糖尿病を引き起こすこともあります。

そのため、早めに医療機関で検査を受けることがとても大切です。​

下痢の検査・診断方法

下痢の原因を調べるためには、症状に応じた検査と正確な診断が欠かせません。

下痢はウイルスや細菌感染、腸の炎症、ストレスなど多くの要因で起こるため、問診だけでは原因を断定するのが難しいです。

そのため、医師は体の状態を多面的に評価する検査を組み合わせて行います。

検査方法

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検査名内容・目的
問診・診察便の性状、回数、食事や旅行歴、内服薬を確認。
基礎疾患や感染の有無を推定します​。
血液検査炎症反応(CRPや白血球)、電解質、肝・腎機能、貧血、栄養状態などを確認します​。
便検査細菌やウイルス感染、寄生虫、便潜血の有無を調べます。
感染性下痢や炎症性疾患の診断に有効です​。
腹部エコー・CT検査腸や肝臓、膵臓など腹部臓器の状態や腸の炎症・浮腫の有無を画像で確認します​。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)慢性下痢や血便がある場合に実施。
粘膜の潰瘍・炎症・ポリープを直接観察し、必要に応じて組織を採取して調べます​。

上記の検査を組み合わせることで、下痢の原因を特定し、治療方針を決めることができます。

早めに検査を受けることで、重症化や長期化を防ぐことが可能です。​

下痢の治療方法

下痢の治療は原因に応じた適切な対応が必要で、水分補給と薬物療法が中心となります。

下痢になると体内の水分が急速に失われるため、脱水症状を防ぐことが最優先です。

また、原因によって使用する薬が異なり、安易に下痢止めを使うと症状が悪化することもあるため注意が必要です。

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療法内容注意点
水分補給経口補水液やスポーツドリンクで電解質を補給します脱水がひどい場合は点滴による水分補給を行います
薬物療法ウイルス性の場合は整腸剤を使用します細菌性の場合は抗菌薬を使用しますが、下痢止めは病原菌の排出を妨げるため基本的に使用しません
生活習慣の改善消化に良い食事と十分な休養をとりますストレス管理も重要です

このように、下痢の治療は水分補給と原因に応じた適切な薬物療法、そして生活習慣の見直しを組み合わせることで改善が期待できます。

下痢が続く状態に関するよくある質問

下痢が続く状態について、よくある質問とその回答をまとめました。

下痢が続く状態に関するよくある質問
  • 下痢がどれぐらいの期間続いたら医療機関を受診すべきですか?
  • 水のような下痢が出るときはどんな仕組みで起こるのですか?
  • 下痢が1週間続くのは新型コロナの影響の可能性がありますか?
下痢がどれぐらいの期間続いたら医療機関を受診すべきですか?

下痢が2〜3日以上続く場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

なぜなら、原因が単なる食あたりや一時的なウイルス性腸炎とは限らず、感染症や腸の炎症、消化器疾患などが関係している可能性があるからです。

特に発熱、腹痛、血の混じった便、体重減少、強い脱水症状(尿が少ない、めまい、口の渇きなど)が見られるときは、早めの受診が必要です。

水のような下痢が出るときはどんな仕組みで起こるのですか?

水のような下痢は、腸が水分をうまく吸収できなくなっている状態で起こります。

つまり、腸の働きのバランスが崩れ、体内に取り込むべき水分がそのまま便と一緒に排出されてしまうことが原因です。

また、細菌やウイルスが腸の粘膜を刺激して水分を過剰に分泌させる場合もあります。

下痢が1週間続くのは新型コロナの影響の可能性がありますか?

下痢が1週間続く場合、新型コロナウイルス感染の影響である可能性があります。

新型コロナでは、発熱や咳だけでなく消化器症状を訴える人も多く、日本消化器病学会によると患者の15〜50%に下痢や腹痛が見られたと報告されています。

つまり、呼吸器症状が目立たない人でも、下痢がコロナのサインであることがあるのです。

参考:健康情報誌「消化器のひろば」No.18-3 | 日本消化器病学会

まとめ

元気なのに下痢が続く場合、食生活の乱れやストレス、冷え、腸の病気、薬の副作用など、多くの原因が考えられます。

一見健康でも、過敏性腸症候群や感染性胃腸炎、膵臓や大腸の疾患などが隠れていることもあるため、軽視せず状態を見直すことが大切です。

下痢が2〜3日以上続く、血便や発熱、体重減少を伴う場合は、早めに消化器内科を受診し、原因を特定する検査を受けましょう。

自己判断の市販薬だけで済ませず、水分補給・食事内容の調整・ストレス管理を意識することが改善の第一歩です。

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