01
特定健康診査(特定健診)
生活習慣病を発症しやすい40~74歳の方を対象にした健診で、主な検査項目は、問診・身体計測・血圧測定・血中脂質検査・血糖検査・肝機能検査・腎機能検査・尿検査などで、生活習慣病の予防に注力した健診になります。なお生活習慣病は日本人の死亡原因の6割を占めると言われています。その内容とは、メタボリックシンドローム(メタボ)に着目した内容となっています。ちなみにメタボとは内臓脂肪型肥満(腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)とされる方が、脂質異常、高血糖、高血圧となっている状態のことで、血圧、血糖、脂質のうち、2つ以上が基準値を上回っていればメタボリックシンドロームと診断されます。メタボと診断されたとしても生活習慣病を発症しているとは限りませんが、放置が続けば高い確率で発症するとされ、生活習慣病によって引き起こされる重篤な合併症の発症リスクも高くさせます。そのためメタボと判定された場合は、生活習慣病の治療内容と同様の予防治療を受けるようになります。

02
大腸がん検診
大腸がん検診とは、40歳以上の男性女性ともに受けられる検査です。方法は、便に潜む血液の有無を調べる検査(便潜血検査)で行います。大腸がんやポリープがあれば、便が擦れることで組織に傷がつき、便に血液が付着します。便潜血検査では便に血が混じっているかどうか調べ、目に見えないわずかな出血も検知することが可能です。便潜血検査を受けることで、がん検診の中でも最も死亡率が下がる事が証明されています。
便の採取は自宅で行っていただきます。付属の説明書通りに便の表面を採便用の棒でまんべんなくこすり、より正確に調べるため2日間分の便を採取します。食事制限の必要もない簡単な検査です。
当院では大阪市の大腸がん検診の取り扱い医療機関に指定されています。大阪市にお住まいの40歳以上の方で、年度内に大腸がん検診を受けられていない場合、大腸がん検診を受けることができます。費用は300円(費用が無料となる場合あり)です。
