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逆流性食道炎の症状セルフチェック!胸やけ・胃もたれの原因と受診の目安

逆流性食道炎の症状セルフチェック!胸やけ・胃もたれの原因と受診の目安

「最近よく胸やけがするけれど、これって病気なの?」

「逆流性食道炎の症状チェックって、自分でもできるの?」

胸やけや胃もたれ、酸っぱいものが上がってくる不快感に、こうした疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。

逆流性食道炎は、胃酸などの内容物が食道に逆流し、粘膜に炎症が起こる病気です。

主な症状には、胸やけ、呑酸、喉の違和感、食後の胃もたれなどがあり、放置すると悪化するケースもあります。

そこで今回は、ご自宅でできる「逆流性食道炎の症状チェック」をはじめ、胃酸が逆流する原因や受診の目安、生活習慣の改善方法まで詳しく解説していきます。

胸やけなどの症状が気になっている方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

ありずみ    消化器内科院長 有住忠晃

ありずみ消化器内科では、「痛みへの不安」に配慮した内視鏡検査を行っておりますので、繰り返す胸やけや呑酸などの症状が気になる方はお気軽にご相談ください。

当院では、局所麻酔・鎮静剤を用いて、苦痛の少ない検査に対応しております。

大阪で内視鏡検査を受けたい場合は、
ありずみ消化器内科にお任せください!

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★:月に1度内視鏡検査・CT検査をしています
※休診日:木曜日・土曜午後・日曜・祝日

執筆者 有住 忠晃

近畿大学医学部を卒業後、近畿大学医学部消化器内科に入局し消化器内科を専門領域として最先端の診療・研究を実施。
その後、医療法人太雅会辻賢太郎クリニックにて消化器疾患や生活習慣病をはじめとした一般内科の診療・内視鏡検査に従事。
現ありずみ消化器内科院長。

目次

逆流性食道炎とはどんな病気?

逆流性食道炎は、胃酸などの内容物が逆流することで食道の粘膜に炎症が起こる病気です。

食道は胃酸の強い刺激から粘膜を保護する機能を持たないため、酸性の胃液が触れるとダメージを受けてしまいます。

たとえば、食後に胸やけを感じたり、酸っぱい液が上がってくる「呑酸(どんさん)」と呼ばれる違和感があったりする場合は、この病気の発症が疑われます。

最近では日本でも食生活の欧米化やストレスなどが要因となり、胃食道逆流症(GERD)の一つとして悩む人が増えています。

胃酸が食道に逆流して炎症を起こすメカニズム

胃酸が食道に逆流して炎症を起こすメカニズム

食道の粘膜は胃とは異なり胃酸から身を守る機能が乏しいため、強い酸性の胃液にさらされると簡単に傷ついてしまいます。

胃液に含まれる胃酸はpH2前後という、鉄をも溶かすほどの強い酸性を持っています。

健康な人でも一時的な逆流は起こりますが、逆流の時間が短いため問題にはなりません。

ところが逆流する時間が長くなると、食道の粘膜がただれて「びらん」や炎症を起こし、胸やけなどの症状につながります。

このように、逆流性食道炎は、胃酸が食道に長くとどまることで炎症が生じる病気です。

胃酸が逆流してしまう主な原因

胃酸が逆流してしまう原因には、生活習慣の乱れや加齢など複数の要因が関係しています。

具体的には、下部食道括約筋の緩みや胃酸の過剰な分泌、お腹への強い圧迫などが引き金となります。

胃酸が逆流してしまう主な原因
  • 脂肪の多い食事や食べ過ぎによる胃酸の過剰分泌
  • アルコールや喫煙、香辛料などの刺激物の摂取
  • 肥満や便秘、前かがみの姿勢などによる腹圧の上昇
  • 加齢による下部食道括約筋の機能低下
  • 強いストレスによる自律神経の乱れ

これらの要因が重なると、胃酸が逆流しやすくなり、食道粘膜に炎症を引き起こすリスクが高まります。

【セルフチェック】逆流性食道炎が疑われる12の症状

自分の不調が逆流性食道炎によるものかどうか、気になる方は多いのではないでしょうか。

ここでは、逆流性食道炎で見られやすい代表的な症状を12の質問にまとめました。

あくまで受診前の目安ですが、「はい」と答えた数が多いほど可能性が高いと考えられます。

No.チェック項目チェック欄
Q1チリチリ・ジリジリとした「胸やけ」を感じますか?
Q2お腹がパンパンに張るような苦しさ(膨満感)はありますか?
Q3食後に胃が重苦しい、もたれる感覚はありますか?
Q4無意識のうちに、手のひらで胸をさすっていませんか?
Q5食事をした後、気持ち悪くなる(吐き気)ことはありますか?
Q6特に「食後」のタイミングで胸やけが起こりやすいですか?
Q7喉の奥にヒリヒリとした違和感や痛みはありますか?
Q8食事の途中で、すぐに満腹になってしまいませんか?
Q9食べ物を飲み込むとき、喉や胸につかえる感覚がありますか?
Q10酸っぱい水や苦い胃酸が、口まで上がってきますか?(呑酸)
Q11食事中や食後に関わらず、よくゲップが出ますか?
Q12前かがみの姿勢になると胸やけがしますか?

チェックの数に応じた、おおよその目安は次のとおりです。

チェックした数状態の目安
0〜1個逆流性食道炎の可能性は低めですが、症状が続くなら注意しましょう
2〜4個逆流性食道炎の可能性があります。生活習慣を見直してみましょう
5個以上可能性が高いと考えられます。消化器内科への受診をおすすめします

このチェックはあくまで受診前のセルフチェックであり、診断そのものではありません。

複数当てはまった方は、結果を控えておき、消化器内科での相談に役立ててください。

ありずみ消化器内科では、「痛みへの不安」に配慮した内視鏡検査を行っております。

    局所麻酔や鎮静剤を用いることで、苦痛の少ない胃カメラ検査(内視鏡検査)にも対応しておりますので、繰り返す胸やけや呑酸などの症状が気になる方はお気軽にご相談ください。

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    こんなサインには要注意!初期症状から悪化時(末期)のリスクまで

    こんなサインには要注意!初期症状から悪化時(末期)のリスクまで

    逆流性食道炎は、初期症状を放置すると次第に悪化し、深刻な合併症を引き起こす恐れがあります。

    繰り返す炎症によって食道の粘膜が傷つき続けると、細胞が変質してしまうため注意が必要です。

    段階主なサイン
    初期食後の胸やけ、呑酸、げっぷ、軽い胃もたれ
    進行期強い胸の痛み、喉の違和感、慢性的な咳、睡眠障害
    悪化時飲み込みにくさ、体重減少、黒い便・貧血、バレット食道

    初期段階では軽い胸やけやげっぷ程度でも、進行すると食道が狭くなり食べ物が通りにくくなることがあります。

    さらに悪化すると「バレット食道」と呼ばれる状態になり、これは食道がんの発症リスクを高める危険なサインです。

    また、胃酸が気管に入ることで喘息のような息苦しさを引き起こすケースも報告されています。

    そのため、少しでも違和感を覚えたら放置せず、早めに適切な治療を始めることが大切です。

    参考:食道がんについて:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

    セルフチェックで当てはまる項目が多かった場合の対処法

    チェックで気になる項目が多かった方も、必要以上に不安になる必要はありません。

    ここからは、受診の判断基準と、今日から取り組める具体的な対処法を紹介します。

    症状が続く場合は放置せず「消化器内科」を受診する

    胸やけや呑酸などの症状が続く場合は、放置せず消化器内科を受診することをおすすめします。

    逆流性食道炎とよく似た症状の裏に、食道がんや胃がん、狭心症などの別の病気が隠れているケースがあるためです。

    症状だけで自己判断するのは難しく、正確な診断には胃カメラ(内視鏡検査)による確認が欠かせません。

    たとえば、胸の痛みを心臓の病気と思って循環器内科を受診したところ、実は逆流性食道炎だったというケースもあります。

    軽症であれば薬物療法と生活習慣の改善で早期に治せることが多い病気ですので、症状が長引く前に医師へ相談しましょう。

    逆流性食道炎の予防・生活習慣改善

    逆流性食道炎の予防と改善には、日々の生活習慣を整えることが何より大切です。

    胃酸の逆流は、食事の内容や食後の姿勢、体型などに大きく左右されます。

    薬に頼りすぎず症状を和らげるために、次のような工夫を取り入れてみてください。

    • 夕食は就寝の2〜3時間前までに済ませ、食べ過ぎ・早食いを避ける
    • 脂っこい食べ物やアルコール、コーヒー、炭酸飲料、甘いものを控える
    • 食後すぐに横にならず、背筋を伸ばした姿勢を意識する
    • 就寝時は上半身を少し高くし、左側を下にして寝ると逆流しにくい
    • 肥満や便秘を改善し、腹圧を上げない生活を心がける

    こうした習慣の積み重ねが、つらい胸やけの予防と改善につながっていきます。

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    症状を悪化させる「やってはいけないこと」

    症状を悪化させる「やってはいけないこと」

    逆流性食道炎の症状を悪化させないためには、日常的にやってはいけない行動を避ける必要があります。

    腹圧を高めたり胃酸の分泌を促したりする行動は、逆流を直接引き起こす原因になります。

    特に次のような習慣は、症状を強めやすいため注意しましょう。

    やってはいけないこと悪化する理由
    食後すぐに横になる重力で胃の内容物が食道へ逆流しやすくなる
    食べ過ぎ・早食い胃内の圧が上がり逆流を誘発する
    前かがみ・きついベルトお腹が圧迫され腹圧が上昇する
    喫煙・過度な飲酒下部食道括約筋がゆるみ胃酸が逆流しやすい

    上記の行動を控えることで、症状の悪化を防ぎ、治療をスムーズに進めることができます。

    逆流性食道炎の症状に関するよくある質問

    最後に、逆流性食道炎について多く寄せられる疑問にお答えします。

    子供(小児)でも逆流性食道炎の症状は出ますか?

    子供でも逆流性食道炎(胃食道逆流症)の症状は出ることがあります。

    大人のような飲酒・喫煙・暴飲暴食がないため頻度は低いものの、食生活の変化やストレス、肥満、便秘などを背景に発症する子供も報告されているためです。

    乳児では下部食道括約筋が未発達で逆流が起こりやすく、よく吐く、体重が増えないといったサインが見られます。

    年長の子供では、胸やけや吐き気、食欲不振に加え、慢性的な咳や喘鳴、繰り返す肺炎など呼吸器の症状として現れることもあります。

    病院に行かず無料で正確に診断する方法はありますか?

    残念ながら、病院に行かずに無料で「正確な診断」を得る方法はありません。

    セルフチェックや問診はあくまで可能性を探る目安であり、食道の炎症の有無やその程度、バレット食道や食道がんの有無までは、実際に粘膜を観察しなければ分からないからです。

    逆流性食道炎の診断で最も確実なのは、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)で食道と胃のつなぎ目を直接確認する方法です。

    胃カメラ検査は何年おきに受けるべきですか?

    胃カメラを受ける間隔は、症状や検査の結果によって一人ひとり異なります。

    逆流性食道炎の重症度や、バレット食道などの合併の有無で、経過観察の必要性が変わってくるためです。

    一般的な目安

    状態受診間隔の目安
    症状がなく異常なし年齢や健診に合わせて2〜3年に一度程度
    軽症の逆流性食道炎症状や医師の判断に応じて定期的に確認
    バレット食道あり状態に応じ年1回など、より短い間隔で観察

    自己判断で間隔を空けすぎず、担当の医師と相談して適切な時期を決めましょう。

    逆流性食道炎を早く治すにはどうすればいいですか?

    逆流性食道炎を早く治すには、胃酸を抑える薬物療法と生活習慣の改善を同時に進めることが効果的です。

    治療では、酸を抑える効果が強く即効性の高いP-CAB(タケキャブ)や、PPIといった薬が使われ、軽症では4〜8週間ほどの内服が基本となります。

    これに加えて、食べ過ぎを避ける、食後すぐ横にならない、就寝前の食事を控えるといった対策を組み合わせると回復が早まります。

    ただし症状が軽くなっても自己判断で薬をやめると再発しやすいため、医師の指示に従って治療を続けることが大切です。

    まとめ

    逆流性食道炎の症状チェックでは、胸やけや呑酸、胃もたれといったサインを理解し、当てはまる項目の数から自分の状態をおおよそ把握することが大切です。

    今回紹介したセルフチェックや生活習慣の改善ポイントを押さえ、当てはまる項目が多かった場合は放置せず、早めに消化器内科を受診しましょう。

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