ピルオンライン通販クリニックおすすめ7選!保険適用の安い低用量ピルはある?種類・値段・効果を紹介

ピルオンライン通販クリニックおすすめ7選!保険適用の安い低用量ピルはある?種類・値段・効果を紹介

オンラインで低用量ピルを手に入れたいけど、「オンラインクリニックの選び方を知りたい」「低用量ピルのおすすめや効果が知りたい」といった方もいるのではないでしょうか。

ピルのオンライン診療おすすめクリニックの選び方

ピルのオンライン診療は、診療から処方までオンラインで完了し手軽でおすすめですが、値段の安さや、ピルの豊富さ・クリニックの受付時間などで選ぶことが大切です。

当記事ではオンライン診療おすすめクリニックやオンライン診療の流れを紹介します。

ピルのおすすめクリニックのベン図

オンラインクリニックの選び方やピルの効果・注意点なども解説しますので、是非オンラインのピル購入の参考にしてください。

当記事はこういった方におすすめ
  • ピルのオンライン診療の流れが知りたい
  • 自分に合うピルオンラインクリニックのおすすめが知りたい
  • おすすめの低用量ピルや服用の注意点が知りたい
目次

ピルはオンラインクリニックがおすすめ!予約・診療・購入までWEBで完結できる

ピルのオンライン処方はクリニックに通う手間が省けて便利
一目で分かるピルのオンライン診療

ピルのオンライン診療は予約・診療・購入まですべてオンラインで完結し、最短翌日に低用量ピルが届くため「通院する時間がない方」でも手間がなくておすすめです。

オンライン診療の流れ
  1. ホームページや電話で診療の予約をする
  2. オンライン上で医師の診察を受ける
  3. クレジットや銀行振込などで支払いを行う
  4. 郵送や調剤薬局でピルを受け取る
ピルのオンライン診療の予約をする

以下にてオンライン診療の流れを紹介しますので参考にしてください。

オンライン診療でピルを購入する際、まず各クリニックのホームページや電話から診察予約を行います。

問診票を記入しオンライン上で診察を受ける

オンライン診療の予約後、医師による診察をオンライン上で受けます

クレジットや銀行振込などで支払いを行う

オンライン診療後、クレジットカードや銀行振込で料金を支払います

オンライン診療のおすすめポイント
  • 通院の手間がなくて便利
  • 誰にも会わずにピルを処方してもらえる
  • 値段が明示されており費用がわかりやすい

オンライン診療予約からピルをもらうまでがすべてWEB上で可能となりおすすめです。

ピルオンライン通販おすすめクリニック6選!費用や種類を比較

ピルおすすめオンライン診療クリニックのマトリックス図

オンラインでピルを処方できるクリニックを6院紹介します。

ピルは費用や種類など多くの点が異なるため、自分に適切なクリニックでピルを選ぶことが大切です。

ピル選びの参考になるよう、おすすめオンラインクリニックを比較ポイントのもと紹介していきます。

低用量ピルの比較ポイント
  • 費用の安さ
  • 種類の豊富さ
  • 受付時間の長さ

オンラインクリニックの比較ポイントとしてオンライン費用や取り扱いピルの種類はもちろん、受付時間も重要になってきます。

場合によっては緊急性が高くなるため、できる限り買いたい時に購入できるよう受付時間が長いクリニックがおすすめです。

ピルのオンライン診療クリニックのおすすめと特徴を比較表にまとめましたので、是非参考にしてみてください。

スクロールできます
クリニック名料金特徴診療時間休診日
メデリピル
メデリピルのバナー画像
公式サイト
月々1,963円~初月はピル代0円で服用することができる7:00~23:00なし
スマルナ
スマルナのバナー画像
公式サイト
月々1,963円~ピルが1日約77円で購入できる24時間対応
※担当医師の予定により変動あり
なし
エニピル
エニピルのバナー画像
公式サイト
月々2,563円~365日24時間診療を受け付けている24時間診療なし
クリニックフォア
クリニックフォアのバナー画像
公式サイト
月々2,783円~自宅配送が最短翌日平日
・11:00~14:00/15:00~20:00
土日祝
・10:00~14:00/15:00~19:00
なし
MY PILL ONLINE CLINIC
公式サイト
月々2,959円~LINEで女性専門医に相談可能8:00~20:00なし
ケイ・レディースクリニック
公式サイト
月々3,300円~ピル1日あたり約100円・11:00~12:30
・14:30~18:30
なし

メデリピルは診療からピル処方までスマホだけで完結できる

メデリピルの特徴
おすすめポイント
  • LINEで予約・診療・処方を完結できる
  • 診療は産婦人科医だけが対応
  • 再診は何度でも無料で可能

メデリピルはスマホのLINEだけでピルの診察から処方まで可能で、診療費は無料で産婦人科医が担当してくれます。

クリニックへ足を運ばずにピルの診療から処方までしたいという方にイチオシです。

ピルの発送は診療から最短当日に発送され、中身の分からないよう配慮された形で自宅に届きます。

低用量ピルのプランは月額1,963円で、6カ月おまとめ配送のプランを選ぶこともできます。

お手軽にスムーズにピルを処方してもらいたいという方は、メデリピルでLINEの無料診療から始めることをおすすめします。

メデリピルのLP

メデリピル
オンライン診療費用診察代:無料
低用量ピル代:1,963円~(税込)
配送料:550円
※2シート目以降をおまとめプラン選択で送料無料
オンライン受付時間7:00~23:00
オンライン診療内容LINEにて対応

スマルナはアプリから診察してピルが自宅に届く

smalunaの特徴
おすすめポイント
  • 低用量ピルが1,963円(税込)〜/月で処方可
  • アプリのみでいつでもどこでもピルの相談・診察・処方ができ、最短翌日配送
  • 医療相談室で無料相談

スマルナは低用量ピルが1,963円(税込)〜/月※で処方可、オンライン診療専用アプリから診察してピルが自宅に届きます。

そのためアプリで手軽に診察を受け、ピルを購入したい方におすすめです。

購入後は、登録したメールアドレス宛に配送状況が送られてくるため、自宅に届く日時など確認がしやすくなっています。

決済方法はクレジットカードの他に、薬の到着後の後払いにも対応しており、オンライン診療費用を現金で支払いたい人にもおすすめです。

また、チャットで医師への無料相談も可能なので是非チェックしてみてください。

※別途、診察代1,500円(税込)がかかります。

smalunaのLP
スマルナ
オンライン診療費用診察代:1,500円(税込)
低用量ピル代:1,963円(税込)〜
中用量ピル代:2,900円(税込)〜
配送料:無料
オンライン受付時間24時間対応
オンライン診療範囲アプリにて対応

エニピルは予約なしでオンライン診療が受けられる

anypillのLP
おすすめポイント
  • 取り扱っている薬が16種類もある
  • 予約不要で最短5分~10分で電話診療開始
  • 365日24時間診療を受け付けている

エニピルは取り扱っているピルの種類が16種類と多く、自分の身体に合ったピルが現役の産婦人科に処方してもらえます

365日毎日24時間診療を受け付けており、万が一の副作用が起きても専門のカウンセラーにLINEで相談できます

低用量・中用量ピルが月々2,563円(税込)~服用でき、3つの配送プランから自分に合ったものを選ぶことができます。

薬は最短翌日ポストに届き、開封するまで中身がわからないため、受診したことが周りにバレにくくて便利です。

ピルの種類が豊富でアフターフォローも手厚いのでピル服用が初めての方にもおすすめです。

エニピル
オンライン診療費用診察料:2,200円(税込)
低用量ピル・中用量ピル代:2,563円(税込)~
※超低用量ピルの取り扱い有
配送料:550円(税込)
オンライン受付時間24時間診療
オンライン診療内容電話にて対応

クリニックフォアは最短翌日で自宅に届く

clinicforの特徴
おすすめポイント
  • 最短翌日で自宅に届く
  • スマホ・PCのみでオンライン診察を完了できアプリ不要
  • 配送方法が豊富で継続的に服用したい方におすすめ

クリニックフォアではピルを申し込むと、最短翌日で自宅に届くため、できる限り早く欲しい方におすすめのオンラインクリニックです。

またクリニックフォアのオンライン診療はアプリ不要で、スマホ・PCのみで予約から薬の到着までが完結します。

薬の処方は2ヶ月分(2シート)・3か月分・半年分・定期配送の4種類から選べるため、自分の好きなタイミングでピルを購入できます。

定期配送の場合は翌月から休止もできるため、万一ピルが合わない場合も休止することが可能です。

クリニックフォアは、継続的にピルを服用したい方におすすめのオンライン診療クリニックです。

clinicforのLP

※提供:クリニックフォア

クリニックフォア
オンライン診療費用予約料・診察料:1,650円(税込)
低用量ピル代:2,783円(税込)~
中用量ピル代:5,478円(税込)
配送料:550円(税込)
オンライン受付時間・平日:11:00~14:00,15:00~20:00
・土日祝:10:00~14:00,15:00~19:00
オンライン診療内容ビデオチャット・電話にて対応

MY PILL ONLINE CLINICは女性専門医にLINEで相談できる

MYPILLONLINECLINICの特徴
おすすめポイント
  • 女性専門医にLINEで相談できる
  • 低用量ピルの種類が豊富
  • 低用量ピルが2,959円から処方可能

MY PILL ONLINE CLINICはピルを2,959円から購入可能で、女性専門医にLINEでオンライン相談ができる特徴があります。

LINE登録すれば女性専門医に悩みや質問など無料で聞くことができるため、ピル服用に対して不安などある方におすすめです。

また、他の特徴として低用量ピルの種類が6種類用意されており、豊富な点が挙げられます。

低用量ピルの中でも種類によって効果や値段など特徴が異なるため、種類が多いのはおすすめポイントです。

自分に合った低用量ピルを豊富な種類から選ばれたい方は是非MY PILL ONLINE CLINICをチェックしてみましょう。

MYPILLONLINECLINICのLP
MY PILL ONLINE CLINIC
オンライン診療費用初診料:1,650円(税込)
再診料:550円(税込)
低用量ピル代:2,959円(税込)~
中用量ピル代:2,980円(税込)
配送料:550円(税込)
※バイク便料金:7,900円(税込)
オンライン受付時間8:00~20:00
オンライン診療内容電話にて対応

ケイ・レディースクリニックは1日あたり約100円で服用できる

ケイ・レディースクリニックの特徴
おすすめポイント
  • 1日あたり100円で服用できる
  • 妊娠していなければいつでも服用スタートできる
  • 郵便局留めにすることができる

ケイ・レディースクリニック1日あたり約100円で服用でき、1か月分(1シート)は3,300円での購入が可能です。

また、ケイ・レディースクリニックの低用量ピルは妊娠していなけれないつでも服用開始することができ、2シート以降の1錠目から避妊効果が期待できます。

効果に関して、避妊効果だけでなくニキビ治療の効果にも期待できるのがこのクリニックで処方できるピルの特徴です。

さらに、オンラインでピルを購入する場合登録した住所に届きますが、「家族やパートナーにバレたくない」といった方は郵便局留めにすることができます。

2シート以降も服用を考えている方はケイ・レディースクリニックがおすすめなので是非チェックしてみてください。

ケイ・レディースクリニックのLP
ケイ・レディースクリニック
オンライン診療費用初診料:3,000~5,000円(税込)
低用量ピル代:2,300円(税込)
中用量ピル代:2,700円(税込)
送料:660円(税込)
※当日の処方内容・検査内容によってかわります。
オンライン受付時間・11:00~12:30
・14:30~18:30
オンライン診療内容ビデオチャットにて対応

ピルオンラインクリニックの選び方は?診療の対応・値段・種類の多さで選ぶ

ピルのオンライン診療クリニックの選び方

オンラインで低用量ピルを処方しているクリニックの選び方を解説します。

オンラインクリニックのおすすめの選び方は以下の通りです。

おすすめオンラインクリニックの選び方
  • オンライン通販の値段が相場より安いかどうか
  • 取り扱うピルの種類が豊富であるか
  • 夜間や土日のオンライン診療を実施しているなど利便性が高いか

オンライン診療で購入できるクリニックを選ぶと、クリニックに通う手間がなく便利でおすすめです。

ピルオンライン診療のメリットとデメリット

クリニックに通院しなくても低用量ピルを処方してもらえる点が大きなメリットです。またピルは継続服用が多いため、月々の値段を安くおさえることが大切です。

様々なメーカーから色々なピルが出ていますが、種類によって薬の内容や体質との相性が異なります。

オンライン診療で自分にあったピルを選ぶためにも、ピルの取り扱い種類の多さで選ぶのも重要です。

またオンライン診療の対応時間が長く、夜間や土日も対応しているクリニックを選ぶと、多忙な時も診療が受けやすくおすすめです。

クリニック名料金特徴診療時間休診日
mederi月々1,963円~初月はピル代0円で服用することができる7:00~23:00なし
スマルナ月々1,963円~ピルが1日約77円で購入できる24時間対応
※担当医師の予定により変動あり
なし
エニピル月々2,563円~365日24時間診療を受け付けている24時間診療なし

値段が相場より安いか比較する

ピルのオンラインクリニックは金額相場を調べてから選ぶ

オンライン診療のクリニックを選ぶ際、値段が相場より安いか比較するのも大切です。

ピルは保険が適用されないケースが多いため、クリニックによって同じ薬でも500円~2,000円前後値段が異なります。

オンライン処方の低用量ピルの全体的な金額相場から、クリニックを選ぶのがおすすめです。

その他ピル代金の他、オンライン診察料や送料がかかる場合があります。

オンラインクリニックによっては公式サイト上で値段が確認できる場合もありますので、事前チェックがおすすめです。

ピルの種類が豊富か比較する

ピルのオンラインクリニックは種類が豊富か比較してから選ぶ

オンラインのクリニックを選ぶ時は、取り扱うピルの種類の豊富さを比較し、数が豊富なクリニックを選ぶことがおすすめです。

低用量ピルの種類は数多いですが、症状やライフスタイルによって合う合わないがあるため、自分に合ったピル選びが大切です。

また効果の違いはありませんが、低用量ピルは「一相性」と「三相性」と呼ばれるものに分かれ薬の効き方が少し異なります。

一相性(そうせい)三相性
錠剤1錠中に含まれるホルモン量が1シート中を通して一定のピル錠剤1錠中に含まれるホルモン量が、1シートで三種類に分かれるピル

「一相性」のピルは上記の通り成分量が一定であるため、飲み間違いを防げるのがメリットです。

またシートが余った場合でも、次の周期から引き続き同じ錠剤を服用できるため、生理日調整に効率的でおすすめです。

また、「三相性」はピル服用中でも本来のホルモンバランスに近い状態が保て、不正出血が起こりにくいメリットがあります。

クリニックによっては1~2種類しか取り扱いがないところもありますが、取り扱う数が多いクリニックほど、自分にあったピルを見つけやすくなりおすすめです。

オンライン診療のクリニックの中には、取り扱うピルをサイトに記載しているクリニックがあるので事前にチェックしてください。

受付時間が遅くまで対応しているクリニックを選ぶ

ピルのオンラインクリニックは受付可能時間が長いクリニックを選ぶ

オンライン診療の受付時間が長く、夜遅くや土日も対応しているクリニックは利便性が良くおすすめです。

ただしオンライン診療の中には、受付枠が少ないクリニックもあるので、事前に公式サイトでチェックしましょう。

またオンラインクリニックの中には、連休や年末年始などもオンライン診療を行っているところもあり多忙な人におすすめです。

オンライン診療のクリニック選びは、診療時間をチェックして自分のライフスタイルに合ったクリニックを選んでください。

ピルオンラインクリニックで処方できるピルの種類と特徴を解説

オンラインで処方できるピルの種類と特徴

ここではオンラインで処方できるピルの種類や特徴を解説していきます。

オンラインで処方できるピルの種類と特徴
  • 低用量ピル:避妊や生理痛・肌荒れ改善などで処方される
  • 中用量ピル:月経移動や避妊が目的で使用される
  • アフターピル:緊急の避妊目的として用いられる
  • 超低用量ピル:月経困難症などの治療薬として用いられる

ピルにはホルモン成分が配合されていて、ホルモンの配合が少ない順に、超低用量・低容量・中用量・アフターピルに分けられます。

それぞれ成分量や使用目的が異なるため、自分の用途に合ったピルをあらかじめ知っておくのがおすすめです。

低用量ピルは生理痛に効果がある経口避妊薬

低用量ピルのメリットは生理の辛さを和らげることができること

低用量ピルは経口避妊薬で、生理痛などの辛い症状を改善することも期待できるピルです。

低用量ピルのメリット
  • 生理痛やPMSなどを改善できる
  • 服用中は避妊効果がある
  • ニキビなど肌荒れの改善が見込める

低用量ピルには女性ホルモンの「プロゲステロン」と「エストロゲン」が含まれており、これらが排卵を抑制することによって生理痛やPMSを緩和させます

女性の子宮は妊娠に備えるため、毎月排卵に合わせ子宮内膜が厚くなりますが、排卵期を経て子宮内膜が体外に排出されると生理がおこります。

ピルを服用すると排卵がおきなくなるため、体外に排出される子宮内膜の量が少なくなり、生理痛やPMSが軽減します。

参照:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン|J-STAGE Home

低用量ピルのメリットは避妊効果があること

また低用量ピルは、飲み続けると避妊の効果がありますが、飲み忘れがあると避妊効果が減少する点に注意しましょう。

低用量ピルのメリットはホルモンバランスが安定すること

低用量ピルを正しく服用した場合の妊娠の確率は、100人あたり0.3人ですが、飲み忘れ等のミスがあった場合の妊娠確率は100人あたり8人です。


ニキビや肌荒れなどは低用量ピルを服用することでホルモンバランスが安定し改善する場合があるため、これらで悩む人にもおすすめです。

低用量ピルの作用でホルモンバランスが安定し皮脂量が減少しこれらの改善が見込めます。

中用量ピルは月経移動や避妊が目的で使用される

中用量ピルの特徴

中用量ピル月経移動をさせたり、避妊目的で使用されます。

中用量ピルを1日1錠・1週間〜10日間程飲み続けることで、生理日を予定日よりずらすことが可能です。

また、ホルモン量を排卵後(生理日前)の状態でキープすることができ、服用をやめると生理日が数日後に訪れます。

月経移動は早めることも遅らせることもできますが、適したタイミングで服用しなければ効果が表れにくくなります。

そのため、医師による診察を受け服用方法を教えてもらうことが大切です。

また、避妊目的で使用されることもありますが、中用量ピルを服用すれば必ずしも避妊できるというわけではないです。

月経移動の服用の場合は、避妊効果を得られる場合が実際は少ないため、「中用量ピルを使っているから避妊できている」として避妊目的で使用することはおすすめできません。

アフターピルは緊急の避妊目的として用いられる

アフターピルの特徴

アフターピル(緊急避妊薬)は避妊を失敗してしまった際に、望まない妊娠をしてしまわないために服用するピルです。

服用すれば性行為から72時間以内に服用すれば約85%の避妊効果を期待できると言われています。

アフターピルの効果は服用するタイミングが大きく関係しており、服用が遅くなるほど効果が弱くなるのが特徴です。

日本財団によると、具体的にはアフターピルの効果は以下の通りです。

性交後72時間以内の内服で妊娠阻止率は約85パーセント。

24時間以内であれば95パーセントであり、飲むのが早いほど効果が高い。

実際の妊娠症例率は約1~2パーセントであり、なるべく早く72時間以内に内服することで、多くの妊娠を回避できる。

引用:緊急避妊薬って?|日本財団

また、アフターピルには「ノルレボ錠」「エラワン」「ヤッペ法」と呼ばれる3種類の避妊法があります。

ノルレボ錠・黄色ホルモンを主成分としている
・排卵を抑制させる
エラワン・排卵を遅らせる
・着床をしにくくさせる
ヤッペ法・中用量ピルを使用した避妊方法
・吐き気などの副作用が生じる

アフターピルは薬局で購入することができず、利用する場合は医師の診断を受けなければなりませんが、オンラインで処方してもらう事も可能です。

アフターピルは服用タイミングが効果に大きく関係するので、すぐにオンライン診療を受けて相談するのがおすすめです。

薬の送付は通常のピルと同様郵送してもらえますが、処方箋があれば調剤薬局や一部のドラッグストアで直接受け取りもできます。

処方箋はファクシミリなどでクリニックから薬局に送ってもらえるため、速やかに服用したい場合はオンライン診療時に薬局受け取りを相談してください。

参考:オンライン診療に係る緊急避妊薬の調剤が対応可能な薬局及び薬剤師の一覧

超低用量ピルは月経困難症などの治療薬として用いられる

超低用量ピルの特徴

超低用量ピル月経困難症などの治療目的で用いられます。

中用量ピルやアフターピルとは異なり治療を目的とし保険適用もできるため、これらの症状で悩む人におすすめです。

月経困難症とは、月経に伴っておこる腹痛・腰痛などの月経痛に合わせて、吐き気や脱力感、下痢などの症状が起きる病的な状態のことを言います。

月経痛の症状の重さは人によって異なり、上記のような症状の場合は超低用量ピルで治療することをおすすめします。

超低容量ピルは、1日1錠決まった時間に服用し、薬ごとに定められた休止期間に生理に似たような症状を起こします

休止期間は薬によって異なるため、自分のライフスタイルやスケジュールに合わせて服用できるよう、医師と相談して薬の種類を選びましょう。

また、超低容量ピルは継続して服用することが大切なので、飲み忘れがないよう定期的に薬を郵送してくれるオンライン処方を利用するのがおすすめです。

ピルを服用する際の注意点

低用量ピルを服用する際の注意点

低用量ピルはホルモンを整えるなど様々な効果や副効用をもたらしますが、服用はいくつかの注意点があります。

まれに健康を害する場合があるので服用を開始する前に、事前に知っておくことがおすすめです。

低用量ピルの注意点
  • 血栓症など副作用が出る場合がある
  • 他の薬と併用すると効果が薄れる可能性がある
  • ピルでは性感染症の予防はできない
  • 服用目的によって保険適用と自費診療に分けられる

低用量ピルの代表的な副作用はホルモンバランス変化に伴う、血栓症やむくみや吐き気等です。

とくに血栓症は、一定の条件下で発症リスクが上がりますので、気になる人は自分が該当していないか確認してください。

服用を開始する時は、他の薬やサプリメントとの飲み合わせも確認しましょう。

低用量ピルには性感染症の予防には効果がないので、注意が必要です。

なお血栓症対策は定期的に医師のもとで血液検査を受けることがおすすめです。

また低用量ピルの服用で発症率があがるがんもあるので、健康を守るため年に一度はがん検診をしておくこともおすすめします。

血栓症などの副作用が出る場合がある

低用量ピルを服用する際に注意が必要な人

低用量ピル服用の注意点の一つに血栓症などの副作用がありますが、副作用は以下があげられます。

ピルのおもな副作用
  • 血栓症
  • 不正出血、吐き気、むくみ、肌荒れ

血栓症とは、血管内に塊ができ血管をふさぐことによって疾患がおきる病気で、心疾患などの重篤な病気につながるため発症すると治療しなければなりません。

ピル服用が原因の血栓症は、低用量ピル服用開始後3か月以上から半年前後の人に見られます。

また以下の要因がある人は、血栓症を発症しやすくなります。

血栓症のリスクがある方
  • 40歳以上である
  • タバコを1日15本以上吸う
  • 肥満(BMIが25以上)
  • 高血圧である
  • 心疾患や腎臓疾患や肝機能障害がある

上記に当てはまる人はピルの服用をおすすめできません。

なお35歳以上でタバコを1日15本以上吸う人は、ピルの処方ができなくなっています。

低用量ピルの副作用は血栓症のほかに、ホルモンバランス変化に伴う不正出血や吐き気・むくみや肌荒れなどが挙げられますが、3か月以上飲み続けるうちに治まる場合が多いです。

オンライン診療でピルを処方してもらう場合は、定期的な血液検査がおすすめです。

参照:低用量経口避妊薬(OC)とは|公益社団法人 日本産婦人科医会

他の薬と併用すると効果が薄れる可能性がある

低用量ピルは他の薬と併用してはいけない

低用量ピルの服用の際には、他の薬との併用に気を付けなければなりません。

またサプリメントの中にも、低用量ピルの併用に向かないものがあります。

併用に気を付ける薬やサプリメントは、以下の通りです。

併用に向かない薬
  • C型肝炎治療薬
  • 向精神薬
  • 三環系抗うつ薬
  • てんかん治療薬
  • HIV感染症治療薬などサプリメント・セントジョーンズワート
  • プラセンタ(医療機関で処方されるもの)
  • 大豆イソフラボン
  • バストアップサプリ
  • チェストベリー

効果が薄れると、PMSや生理痛の改善効果や避妊効果が充分に発揮できず支障をきたすため、併用はおすすめできません。

低用量ピルを服用する人は、併用している薬やサプリメントがピルの効果に影響しないかを確認しましょう。

今後別の薬を服用する場合は、医師の処方時にピルを服用していることを申告しましょう。

参照:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)|公益社団法人 日本産科婦人科学会

ピルでは性感染症の予防はできない

低用量ピルは性感染症の予防はできない

低用量ピルは避妊効果が期待できますが、性感染症の予防ができない点は注意が必要です。

低用量ピルに避妊効果があるため、コンドーム使用などの他の方法をとらないケースがありますが、性感染症の感染リスク面でおすすめできません

また、子宮頸がんの発症リスクも上がります。

子宮頸がんとは子宮頸部にできるがんで、おもにコンドームを使わない性交渉でのウイルス感染によって発症します。

低用量ピルの服用で子宮頸がんの発症率が上がるといわれますが、一番の理由はピルの服用でコンドームでの避妊をしなくなるためです。

複数のパートナーがいる人は、ピルの服用のみの避妊方法はおすすめできませんので、他の避妊方法を併用しましょう。

参照:経口避妊薬(OC)の安全性についてのとりまとめ|厚生労働省

長期間服用する場合は1年に1回はがん検診をする

低用量ピルの服用で乳がん発症リスクが上がる可能性がある

低用量ピルを長期間服用する場合は、がん検診を受けましょう。

検診の受診期間としては、1年に1回がおすすめです。

がんの中でも、乳がんは低用量ピルの服用で発症リスクが上がると報告されています。

ピルの服用と乳がん発症の因果関係は明確に立証されていませんが、服用で女性ホルモンのバランスが変化するため、わずか影響があるとされます。

なお日本の女性が乳がんを発症する確率は11人に1人とされ、乳がんは珍しい病気ではないです。
参考:CQ1.低用量経口避妊薬(OC)や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)の使用は乳癌発症リスクを増加させるか? | 乳癌診療ガイドライン

低用量ピルを服用している人も服用しない人も、乳がんに注意が必要です。

一方で低用量ピルを服用すると、子宮体がんや卵巣がん・大腸がん発症リスクが下がるとされます。

ピルの服用をきっかけに、定期的にがん検診の機会を持つ事をおすすめします。

ピルは保険適用できる物と自費治療の物がある

低用量ピルは保険適用できる物と自費治療の物がある

低用量ピルは保険適用でもらえる場合と、自費治療(自由診療)でもらえる場合の2つがあります。

保険が適用されると費用負担が少なくなり、自費治療になる場合は費用が高くなります。

低用量ピルが処方されるケースは以下3つです。

低用量ピルが処方されるケース
  1. 月経困難症や無月経の治療
  2. PMSや生理不順、生理痛や排卵痛、肌荒れの改善
  3. 避妊目的

保険適用のピルは費用を抑えられるためおすすめですが、保険が適用されるのは月経困難症などの治療の場合のみとなります。

ただし月経困難症は決して珍しい病気ではなく、患者は日本で900万人いると推測されています。

参照:月経困難症について|持田製薬株式会社

重い生理痛で低用量ピルの服用を検討している人は、月経困難症と診断された場合、保険が適用される可能性があります。

一方PMSや生理痛の改善、避妊のための処方は自費治療となり保険が適用されません。

自費治療の価格はクリニックによって差がありますが、オンライン診療の場合あらかじめ値段が明示されているクリニックもあります。

保険が適用できない場合は、費用を抑えられるクリニックがおすすめです。

ピルに関するよくある質問

ピルに関するよくある質問

低用量ピルに関して気になるけど、服用や購入に関して疑問がある方もいるでしょう。

ここでは、オンライン診療で低用量ピルを使用する前に知っておきたい「低用量ピルに関するよくある質問」に回答します。

オンライン処方のデメリットは何がある?・配送料がかかってくる
・直接診察してもらえない
インターネットで購入したピルは大丈夫?安全ですか?・クリニックの公式サイト・アプリで処方してもらうこと
・個人輸入サイトの購入は副作用のリスクがある
高校生でもピルを購入できますか?高校生でも購入は可能
妊娠中でもピルを服用できますか? 基本的にピルの服用はできない
ピルの一相性と三相性の違いはなに?ホルモン成分量が異なる
生理前からピルを飲んでも問題ない?基本的には飲んでも問題ない
ピルを飲むことで副作用はある?血栓症のリスク上昇や、むくみ・吐き気がおこる可能性がある

各疑問について詳しく解説しますのでぜひチェックしてみてください。

ピルをオンライン処方するデメリットは何がある?

オンライン処方のデメリットについて

オンライン処方のデメリットは以下の通りです。

オンライン処方のデメリット
  • 配送料を含めると高くなる可能性がある
  • 何かあった時に直接診察してもらえない
  • 指定日に薬が届かない場合がある

オンライン処方はクリニックに来院する必要がなく自宅に薬を届けてもらえることが大きなメリットですが、配送料を含めると来院した方が安くなる可能性があります。

クリニックによっては診察料とは別にオンライン診療の手数料を設けているところもあるので、結果的に費用がかかってしまうことがあります。

また、何かトラブルが発生した際に、オンライン上では相談できるものの直接診察を受けられないため、急なトラブルには対処できないという点もデメリットです。

さらに「翌日お届け可能」としているクリニックが多いですが、配送状況によっては指定日に薬が届かない可能性があります。

薬が手元になくなってしまいすぐに服用したい場合は、クリニックを直接受診することをおすすめします。

インターネットで購入したピルは大丈夫?安全ですか?

インターネットで購入したピルは大丈夫?安全ですか?


インターネット上のオンラインでピルを購入する場合、入手元によっては安全性が保障されない場合があります。

オンラインピルは必ずクリニックの公式サイトから入手しましょう。

インターネットでのピルの入手方法は、クリニックのオンライン処方以外に「個人輸入」やフリマアプリなどの個人間取引があげられます。

海外の医薬品を輸入する個人輸入は購入者本人の利用にしか認められていませんが、個人輸入代行業者がインターネット上で販売しているケースが見受けられます。

これらの購入は副作用などのリスクが高く、安全性が保障できないためおすすめできません。

クリニックの診察を受けて、個々の体質や症状に合ったピルを処方してもらいましょう。

またフリマアプリなどの個人間取引での入手もおすすめできません

許可の無い医薬品売買は医薬品医療機器等法に違反し、罰則が伴う場合がありますので購入はやめましょう。

高校生でもピルを購入できますか?

高校生でもピルを購入できますか?


ピルは生理が始まっている方であれば服用できる薬なので、高校生でも購入することは可能です。

ただ、クリニックによっては使用の年齢制限を定めていたり、購入時に保護者の同意・同席が必要な場合もあるので事前に確認しておきましょう。

アフターピルなどの緊急性が高い薬に関しては、年齢制限なく購入できるクリニックもあります。

高校生は女性ホルモンの分泌量が増える時期なので、ホルモン変化によって生理痛の症状が重くなり低用量ピルの使用を検討する方もいるでしょう。

ただ、低用量ピルは副作用が起こる可能性もあるため簡単に使用を始められるものではありません。

アフターピルのような緊急性のあるものを除き、毎日服用する低用量ピルに関しては、しっかりと検討してから服用を始めることが大切です。

まずは医師に生理痛の悩みなどを相談し、最適な方法を提案してもらうことがおすすめです。

妊娠中でもピルを服用できますか?

妊娠中でもピルは服用できますか?


妊娠中のピルの服用は基本的にできない場合が多いです。

日頃からピルを服用していると、ピルの服用による安心感から妊娠に気づかない場合があり、妊娠後も服用を続けてしまう方がいます。

万が一、妊娠中に服用しても胎児への影響はないと言われていますが、妊娠が発覚したらできる限りピルの使用をやめましょう。

妊娠中のピル服用は、ホルモンバランスが崩れ体調悪化のリスクもあるためおすすめできません。

ピルはコンドームと比べて避妊効果が高いものの、100%避妊できるというものではありません

ピルを飲み忘れてしまった・嘔吐が続く・ピルの効果を下げる薬を服用しているという方は、低用量ピルを服用していても妊娠する可能性が高くなります。

ピル服用中でも生理予定日は自分で管理し、1週間以上生理が来ない場合は産婦人科を受診してピルの服用をやめてください。

ピルの一相性と三相性の違いはなに?

一相性と三相性の違いはなに?


低用量ピルには一相性(そうせい)と三相性がありますが、錠剤に配合されているホルモン成分量が大きく違います

一相性1シート(21錠)の錠剤に一定のホルモン量が含まれている。
三相性1シート(21錠)の錠剤に、3段階に分けたホルモンが含まれている。

低用量ピルを服用していない身体では、生理周期に合わせて女性ホルモンの分泌が変動しています。

生理から排卵までは卵胞ホルモンの分泌が増加し、排卵後黄体ホルモンの分泌が盛んに分泌している傾向があります。

三相性の低用量ピルでは、自然な状態に近づけられるよう、女性ホルモンの配合量を3段階に分けているため、不正出血が起きにくいと言われています。

ただ、生理痛軽減・PMS(月経前症候群)改善・避妊効果に関しては、一相性でも三相性でも同じ効果を得ることが可能です。

どちらのピルを選ぶべきか、ホルモンバランスなど医師と相談する事がおすすめです。

生理前からピルを飲んでも問題ない?

生理前からピルを飲んでも問題ない?


ピルは生理前から飲んでも基本的には問題ないです。

万が一、生理予定日を移動させたい場合は、次回生理予定日の5日前から服用を始めることで生理がくるのを遅れさせられます。

ピルを飲んでいる間は生理がこず、服用をやめて2〜3日で生理がきます。

また、一周期前の生理中からピルを服用することで、次回の生理予定日を早めることも可能です。

生理日を早める場合は、錠剤によってホルモン量が異なる三相性のピルより、ホルモン量が一定の一相性のピルの方が休薬後も同じシートを使用できるため薬の無駄を減らせておすすめです。

生理を早めるためには、一周期前の生理中(初日〜5日目)から2週間以上服用を続けることで、服用を中断してから2〜3日で軽い生理がきます。

生理を早める場合は、生理日を避けたい日に合わせてピルを服用する必要がありません。

そのため、先の予定が分かっているようであれば生理を早める方法のほうがおすすめです。

ピルを飲むことで副作用はある?

ピルを飲むことで副作用はある?


ピルを飲むことで血栓症のリスク上昇むくみ吐き気などの副作用が起こる可能性があります

また、頭痛・胸の張り・下腹部痛・下痢などの症状がみられることもありますが、これらは一時的な症状であることが多くピルの服用を続けていくうちに自然と治まってくることも多いです。

2シート以上続けてもまだ症状が続くのであれば、ピルの種類が合っていない可能性がありますので処方されたクリニックへの相談がおすすめです。

血栓症のリスクの上昇については、特にタバコを1日に15本以上吸うようなヘビースモーカーの方や高血圧の方にあてはまります。

ピルの服用中に手足のしびれなどの症状が現れた際は、血栓症の初期症状の可能性がありますので、すぐに病院を受診しましょう。

その他、体質や疾患の有無によっても低用量ピルの服用にリスクがある場合も考えられるため、医師に相談をして処方を検討してもらう必要があります。

ピル服用には際に定期的な血液検査が推奨されております。

副作用を防ぐため、クリニックでの血液検査も並行して行うことがおすすめです。

※本記事で紹介した医薬部外品は公的医療保険制度の適用対象外です。ご認識したうえでお申し込みください。

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