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大腸内視鏡検査が痛い人の特徴は何?痛みのおきる原因を紹介

大腸内視鏡検査が痛い人の特徴は何?痛みのおきる原因を紹介

「大腸内視鏡検査が痛い人の特徴ってあるの?」

「大腸内視鏡検査は痛いと聞いたが本当?」

大腸内視鏡検査は大腸の健康状態を確認する重要な検査ですが、痛みが不安で受診をためらう人も少なくありません。

痛みを感じやすいかどうかは個人差があり、特定の条件を持つ人はより痛みを感じる可能性が高くなります。

ここでは、大腸内視鏡検査で痛みを感じやすい人の特徴とその理由について解説します。

この記事でわかること
  • 大腸内視鏡検査で痛みを感じやすい人の特徴と原因
  • 病院側で行われている痛み対策
  • 個人で行える痛み対策
目次

大腸内視鏡検査が痛い人の特徴と痛みの理由を紹介

大腸内視鏡検査が痛い人の特徴は、主に本人の体質が関係します。

内視鏡検査で痛みを感じやすい人は、おもに以下の4つのパターンです。

  • 痩せている人
  • 過去に手術経験がある人
  • 胃腸に炎症がある人
  • 便秘の人

ここでは、これら4つのパターンについてそれぞれ紹介しましょう。

痩せていて腸が細い人

体格が細く、特に痩せている人は、腸も一般的な人と比べると細いため、それが原因で大腸内視鏡検査の際に痛みを感じる場合があります。

腸が細いと内視鏡が通る際に、内視鏡のカメラやコードが腸壁に接触しやすくなるため、それが原因で痛みを感じることが多いです。

豆知識:大腸が感じる痛みの正体

内視鏡が触れることで痛みを感じると書きましたが、実際には大腸の内部には痛点がありません。

でなければ食事をした際に、食べたものが触れるだけで痛みを感じてしまいます。

大腸の神経は筋膜や粘膜といった腸の外側の層に存在し、これが外部に触れることで痛みや違和感を感じます。

つまり、カメラやコードが触れて腸が移動する際、他の臓器や大腸同士が触れることで痛みを感じるという仕組みになっています。

さらに、脂肪が少ないと内臓の固定力が弱く、腸が動きやすいため、検査中に圧迫感を覚えることがあります。

過去にお腹の手術をしたことがある人

過去に腹部の手術を受けた経験がある人は、場合によっては内視鏡検査で痛みを感じやすくなります。

過去に手術をしたことがある場合、人によっては手術跡の治癒の過程で、腸と周囲の組織が癒着している可能性が高くなります。

癒着とは、手術後に腸が他の臓器や組織とくっついてしまう現象のことです。

癒着があっても、症状がなければ生活を送るうえで問題はありませんが、内視鏡の挿入時に引っ張られる感覚が生じ、痛みを伴うことがあります。

特に、開腹手術を経験した人は癒着が発生しやすく、スムーズな内視鏡の挿入が難しくなる場合があります。

そのため、事前に医師に手術歴を伝え、適切な対応を取ってもらうことが重要です。

胃腸が炎症を起こしている人

普段から大量にお酒を飲んでいる人やストレスで胃腸炎、胃潰瘍などで腸が炎症を起こしている人は、内視鏡検査で痛みを感じやすいです。

炎症によって腸の粘膜が過敏になっているため、内視鏡が触れるだけでも痛みを感じることがあるのが理由です。

炎症を起こしている状態の胃腸は外部にまで刺激が伝わりやすくなっているため、この場合は内側に触れても痛みを感じてしまいます。

軽い胃炎程度なら多少の痛みで済みますが、胃潰瘍にまで病状が進行するほど炎症が強い場合は、検査中の刺激によって痛みが増す可能性があります。

便秘気味で腸内にガスが溜まっている人

便秘気味でお腹にガスが溜まっている人は、検査中の内視鏡の挿入時に痛みを感じやすいです。

便に関しては検査前に下剤を使用し、腸内の掃除を行うので便秘でも問題はございませんが、ガスが溜まりやすくなっており、内視鏡検査の際に空気を送ることでお腹が張りやすくなり、それが原因で痛みを感じやすくなります。

また、便秘の場合は大腸が密に折りたたまれているような状態である場合もあるので、外部同士が触れやすくなるというのも痛みを感じやすい原因となります。

大腸内視鏡検査の痛み対策

このように、大腸内視鏡検査は様々な要因が関係し、痛みを感じやすい人が出てしまいます。

しかし、病院側でもそういった人の対策を考えており、痛みをできる限り軽減する方法は確立されています。

ここでは大腸内視鏡検査で病院側が行っている痛み対策について紹介しましょう。

鎮静剤を使用して痛みを軽減

最もオーソドックスな痛み対策が、鎮静剤の使用です。

鎮静剤を使用すると、検査中の意識がぼんやりし、痛みや違和感を感じにくくなります。

鎮静剤には種類があり、完全に眠ってしまうタイプと、意識がある程度保たれるタイプがあります。

どちらを使用するかは病院で話し合って決めるか、クリニック側の方針に従うことになります。

検査後はしばらく安静にする必要があり、完全に回復する1時間前後は病院での待機・療養が必要です。

意識が朦朧とした状態だと判断力も下がり、事故を起こす可能性があるからです。

そのため、大腸内視鏡検査後は車の運転は控える他、基本的には1日安静にしましょう。

空気の代わりに炭酸ガスを使用しお腹の張りの不快感を減らす

従来の内視鏡検査では、腸を膨らませるために空気が使用されていましたが、近年では炭酸ガスを使用する方法が普及しています。

炭酸ガスは体内での吸収が早いため、検査後の腹部の膨張感や不快感を軽減する効果があります。

特に、検査後のお腹の張りが気になる人には、炭酸ガスを使用している医療機関を選ぶのがおすすめです。

個人でできる大腸内視鏡検査の痛み軽減方法

大腸内視鏡検査の痛み対策は、個人でもできるものがいくつかあります。

ここでは、個人でできる大腸内視鏡検査の痛み対策を紹介しましょう。

深呼吸をする

検査前に深呼吸をすることで、緊張を和らげ、痛みの軽減が期待できます。

ゆっくりと深く呼吸することで、副交感神経が活性化し、リラックス状態を維持しやすくなります。

なお、内視鏡検査を行っている最中の深呼吸はおすすめできません。

というのも、深呼吸を行うと内臓が動きやすくなるため、内視鏡が胃腸に触れてしまう可能性があるからです。

4秒かけて2秒吐き続けるといったゆっくりとした呼吸だと内臓も動きにくく、検査もしやすくなります。

どうしても不安な場合は、呼吸をすることに意識を集中していれば、ある程度は気が紛れるかもしれません。

不安をなくすため大腸内視鏡検査の内容を動画で見たり検査の流れを知っておく

検査前に内視鏡検査の内容を知ることは、不安を軽減するのに有効です。

治療が必要以上に怖く、痛みを感じやすい理由に、見えないことやわからないことが挙げられます。

そのためか、近年ではYouTubeを利用して治療風景を撮影していることが多く、治療中の内容が把握しやすくなっています。

こういった動画を事前に見て、治療内容を把握するのも痛みや恐怖を軽減できる方法の一つといえるでしょう。

大腸内視鏡検査の痛み対策はクリニック探しが重要

大腸内視鏡検査を行う場合、痛み対策で重要なのはクリニック探しです。

個人でできる痛み対策は補助的なものしかなく、クリニックの医師の腕前に左右されるからです。

ここでは、大腸内視鏡検査における消化器内科クリニック選びの基準を紹介しましょう。

消化器内科で内視鏡検査の専門家が常駐しているクリニックを探す

内視鏡検査の専門医がいるクリニックを選ぶことで、技術的に優れた検査を受けることが可能になります。

上述した痛みを感じやすい人の特徴の多くは、熟練の専門家がいることで多くを回避できます。

痩せている人でも胃が炎症を起こしている人でもカメラやコードが触れないように内視鏡を操作すれば、痛みはほぼありません。

熟練した医師の手技によって、腸への負担が少ない検査を実施できるため、痛みのリスクが軽減されるでしょう。

専門家が常駐しているかどうかは、事前にクリニックの設備や実績を確認することが大切です。

大腸内視鏡検査を行っている場合、そうした医師が居ることは大きな強みのひとつなので、病院側が大きく紹介していることは多いです。

クリニックで行っている痛み対策に鎮静剤が入っているかを確認する

鎮静剤の使用や炭酸ガスの導入など、痛みを軽減する取り組みを行っているクリニックを選ぶことが重要です。

クリニックの公式サイトや口コミを参考にしながら、自分に合った対策を提供している施設を選びましょう。

といっても、基本的に現代の消化器内科では、ほとんどのクリニックが鎮静剤を使用しています。

そのため、痛みを感じやすい人でも大腸内視鏡検査は比較的痛みを緩和した状態で行うことができます。

しかし、クリニックによって合う、合わないがあるので、複数の候補を比較し、気に入ったところを見つけましょう。

まとめ

この記事では、大腸内視鏡検査が痛い人の特徴や対処方法を紹介しました。

大腸内視鏡検査の痛みは個人の体質や腸の状態によって異なりますが、適切な対策を講じることで大幅に軽減できます。

クリニック選びや鎮静剤の活用、リラックス方法を意識することで、より快適に検査を受けることが可能です。

検査前にしっかり準備をし、医師と相談することで、不安なく受診できる環境を整えましょう。

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大阪市ありずみ消化器内科
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有住 忠晃(ありずみ ただあき)
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